2016年留学 3日目


2016226() 留学三日目


 今日から授業がスタートしました。私の入ったC10クラスは大体日本人が多くて、イタリア人やロシア人など一部外国人もいる、という感じでした。三月に入ってからまた増えるんだそうです。
 最初に「口语」「阅读中文」「听和说」の三つの教科書を渡され、まず「口语」の授業から始まりました。初めて全て中国語で説明される授業を受け、正直少ししんどかったです。日本の授業では先生が簡単な指示など中国語で話される他は、あまり中国語は使用されません。大事なことは日本語で言われるので、授業内容を聞いて理解するのに特に問題はありません。ですがここでは中国語しか使われないので、教科書に出てくる単語を説明する為に先生がまた別の単語を使うのです。なので、先生が説明の中で知らない単語を使われた時はますます意味が分からなくなってしまいます。授業前から分かっていたことですが、はじめて会った先生がおっしゃることを聞き取ってその場で理解するのは本当に大変なことなんだと感じました。ただ、集中して聞けば大体何を言っておられるのか分かるので、すごく手ごたえのある授業だな、とも思いました。
また授業中、先生から生徒への問いかけが頻繁にされるのですが、日本人が当てられてから話し出すのに対して、特に欧米から来た留学生はすごく積極的に話していました。彼らの話している内容を聞いていると、声調や文法など間違っているところも時々あるのですが、それらを恐れることなくしゃべっているのは本当に見習うべき姿勢だなと思いました。日本人は間違える回数が少ないですが、それはそもそもあまり発言していないからです。先生にも「同じ人ばかり発言しているけど、皆さん個人個人が発言しなければいけませんよ。」と発言を促される場面もありました。
 次に「阅读中文」の授業を受けました。最初の授業とは違う先生が来られ、スライドを使いながら教科書に書いてある様々な形式の資料を読んで、設問に答えるという授業でした。読むことがメインの授業なので、これは特に難しくは感じませんでした。設問の正しい答えがスライドで示されるので正しい答えを聞き逃すこともなく、落ち着いて授業を受けられました。授業が終わり昼ごはんを食堂で食べた後は寮に戻って、二時間ほど宿題をしたりして過ごしました。
 その後は留学生のサポートをしてくださる二人の先生の所へみんなでご挨拶をし行きました。お二人の先生はとても優しい雰囲気の方で、特に女性の先生はとても気さくな方でした。ここで、私たちが留学にあたって先生方の多大なるご尽力があったことなどを聞き、ますます感謝の気持ちが強まりました。
 ご挨拶が済んでからは、丁先生と島大生5人で清華大学や北京大学を見に行きました。先生の案内でまず清華大学まで歩いて行きました。移動中、車に轢かれそうになりながら道路を渡るということを何回もしました。中国では交通ルールが日本ほど厳しくなく、割り込みなど当たり前で、車のスピードも速いです。そして渋滞はしょっちゅう起こりその度にクラクションで煽る人がよくいます。渡る人のルールもそこまでないのか、轢かれたら自己責任といった感じでうまく車を避けながら渡っています。日本の特に車が多くない島根育ちの私からすると、こんな危険極まりない交通事情はありえないと思うのですが、実際目の前でこういうことが起こっているので、全然文化が違うな、と感じました。
 途中、中国のセブンイレブンに寄ってどんなものがあるのか見てみました。お菓子は輸入品が結構あり割と高いものが多く、日本のものと形があまり変わらないおにぎりやお弁当が置いてありました。ただ肉まんなどのホットスナックは日本のものより断然安いです。どれくらいかと言うと、日本だと120円くらいするものが40円程度で買えてしまいます。日本の肉まんももっと安くしてほしいものです。
 清華大学に着いた私たち6人は正門の所で写真を撮りました。清華大学は中国で二番目に敷地面積が広い大学で、広島大学のおよそ8倍はあるそうです。見渡す限り全部大学の建物という感じで、なんだか大学と言うより街っぽいなと思いました。先生曰く、入ってしまったら「出口はどこですか?」と聞かなきゃいけないくらいだそうです。なので、私たちは中にはいりませんでした。
 次に、バスに乗って北京大学に向かいました。バスはスピードが速く少々運転が荒いので、ジェットコースターに乗ってる気分でした。すごく混んだ道で速度も出してバスを運転できるなんて、中国のドライバーの技術はすさまじいです。ちなみに料金の支払いはカードでできるのですごく手軽でした。
 北京大学に着いたら一人分の学生証を提示して中に入りました。北京大学は先ほどの清華大学ほどじゃないですが広い大学です。そして、清国時代に「燕京大学」と名乗っていた頃の建物がたくさん残されている、すごく歴史を感じる大学です。大学内に石像や石碑もたくさん設置してあり、この北京大学がどんな歴史を持った大学なのかを教えてくれています。ソクラテスやセルバンテスといった誰でも知ってる人の石像の他、北京大学の地質学の発展に貢献したアメリカ人教授のお墓、新文化革命で犠牲となった人の慰霊碑などを見ました。島根大学にはそういったものは一切設置されていません。だからキャンパスを歩いている途中で、日本や島根の歴史を知るようなことは全然ありません。小さな庭園のようなものも北京大学にはありますが、日本の大学にはほとんどないと思います。大学にいるだけで国の歴史や文化を身近に感じられる環境はとてもいい環境だと思います。日本でもこういう歴史や文化を若者に伝えるための環境の整備がなされるといいな、と思いました。
 北京大学を出てからは、火鍋を食べに行ったり、IT関連の企業のビルが立ち並ぶところへ行ったりしました。火鍋は一番辛いスープと普通のを注文して食べました。私たちが行った店ではつけダレに入れる香菜(パクチー)が出てきました。先生に勧められ、まずは菜とスープだけで味わってみると、確かに香りが強く少々クセはありますが美味しかったです。つけダレが袋に入れられた状態で出てくるのには驚きました。日本ではふつう器に入れられた状態で出てきます。しかもそのつけダレがペースト状なのにも驚きました。でもこの方が、スープが入って薄まった時にちょうどよくなりそうだな、と思いました。鍋を実際食べてみるとすごく美味しかったのですが、辛い方は本当に山椒が効いていて食べると口がピリピリしました。それに香菜や他の香辛料の香りが強くて素材そのものの味があまりせず、スープの味が勝ってました。
ビル街の方は有名企業の大きなオフィスビルがたくさん建ち並んでおり、ここが中国経済を支えるエリートたちが働く街なのかと思うと、すごい場所に来てしまったな、という感じがしました。中国の最先端を目の当たりにして、アジア一の大国と評される理由が少し分かった気がしました。

帰りは初めて地铁を使って帰りました。個人的には乗り換えの案内が日本の地下鉄より分かりやすく感じました。どこで降りたら何番線に乗り換えられるかがすぐに分かるように車内の案内板に表示されてました。ここでも中国の人の多さを思い知らされ、電車の中でぎゅうぎゅうに詰め込まれた状態で帰りました。

投稿者:岡 明歩
編集者:丁 雷

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